Claude Code 固有機能の使い分け — Skills / Subagents / Hooks を公式準拠で整理

連載第 6 回です

「Claude Code、機能はいろいろあるけれど、結局どれをいつ使えばいいか分からない」

そう感じたこと、ありませんか?私も最初はそうでした。

前回で指示の書き方 5 技法をお伝えしました。今回は Claude Code の固有機能 の使い分けです。

Web 版の Claude や API 版にはない、Claude Code 専用機能がいくつもあります。それぞれの特徴と、いつ使うべきかを整理してみます。

Claude Code 固有機能 一覧

公式が紹介している主な機能:

機能何をするか
Skills再利用可能な手順書・ノウハウを Claude に注入
Subagentsタスクを分離した副エージェントが並行実行
Hooksツール実行時の自動スクリプト挿入
Plan Modeコードを書かせず計画のみ立てさせる
Auto Mode対話なしの自動実行
Slash Commands/clear/compact/rewind 等の便利操作

Claude に「質問させる」— 逆インタビューの威力

これは公式が推奨する、意外と使われていない技法

When starting a complex task, ask Claude to ask you clarifying questions before implementation.

通常は自分から情報を提供しますが、Claude に質問を並べさせる とヒアリング漏れが減ります。

{{やりたいこと}} を実装したいです。
まず、実装前に確認したいことを最大 5 個、質問として挙げてください。

私はこれを 新機能の設計フェーズで必ず使う ようにしています。自分では当たり前に思っていた前提が、実は明文化されていないことが浮き彫りになります。

サブエージェントで調査を分離する

大規模な調査タスクでは、Subagents に一部を任せる と本体のコンテキストが埋まりません。

公式:

Delegate exploratory research to subagents so the main agent’s context stays focused on execution.

たとえば「既存コードの〇〇パターンを全部洗い出して」というタスクは、Subagent に任せて結果サマリだけ受け取る。メイン Claude のコンテキストは「実装」に集中できます。

Writer/Reviewer パターン

公式が推奨する協働パターン:

Have one Claude session write code, then start a fresh Claude session to review it.

書く Claude とレビューする Claude を分ける。これは 原則 2(コンテキスト管理) にも繋がります。

役割セッション
Writerコード生成に特化、テスト通ったらタスク完了
Reviewer新しい /clear したセッション。書いたコードを外部視点でレビュー

第三者の目で見る ことで、Writer が気付けなかった問題が浮上します。

非対話モード(Auto Mode)で自動化

対話なしで Claude Code を自動実行する機能。CI/CD との相性が抜群です。

公式:

Use --print flag for non-interactive automation.

私は HomePage の CI で、「PR 作成時に Claude が自動レビューしてコメント」という運用を設計中です。これが動けば、人間のレビュー工数がさらに削減できそうです。

避けるべきアンチパターン(公式明記)

公式が 明示的に「やるな」 と書いているパターン:

❌ アンチパターンなぜ悪い
同じセッションで何時間も作業コンテキスト汚染 → /clear 推奨
「いい感じに」系の曖昧指示ゴールデンルール違反
検証なしで完了判定ハルシネーション温床
Plan Mode を飛ばす間違った問題を解く
巨大 CLAUDE.md逆にコンテキスト圧迫

特に最後の 「巨大 CLAUDE.md」問題 は見落としがち。公式は「150 行程度に抑える」のを推奨しています。詳細は Skills に委譲するのが正解。

私の HomePage での組み合わせ例

実際に私が組んでいる構成:

仕組みどう使っているか
CLAUDE.md (最重要ルールのみ)150 行目安。プロジェクト固有の守備範囲
.claude/skills/「ブログ記事追加手順」「SEO チェック手順」等の手順書
HooksStop フック で自動テスト実行 + コミット前チェック
Plan Mode複数ファイルに影響する変更で必ず使用
/clear1 タスク完了後は必ず

これで 「何度も同じ指示をする」が消滅 しました。

コスト削減優先度ランキング(筆者解釈)

Claude のトークン消費を抑える観点で、効果の大きい順に並べると:

順位手段効果
1/clear の徹底最大効果。コンテキスト汚染を元から断つ
2Plan Mode の活用無駄な書き直しを防ぐ
3CLAUDE.md 整備毎回の指示繰り返しを削減
4Subagents で調査分離メイン Claude の集中力維持
5検証手段の事前提供書き直し回数を減らす

まとめ — 機能の使い分け早見表

いま困っていること使う機能
同じ指示を繰り返しているCLAUDE.md
複雑なタスクで迷走するPlan Mode
セッションが賢さを失ってきた/clear
巨大な調査を任せたいSubagents
書いたコードをレビューしたいWriter/Reviewer
CI で自動化したいAuto Mode

いま自分が一番困っていることを 1 行で選んで、対応する機能をひとつだけ試してみるのが、たぶん一番続きます。

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