個人ブログ 1 か月で Clicks +733% / Impressions +496% を達成した話

「1 か月で 7 倍」と聞くと盛っているように聞こえる

「SEO で数字が伸びた」と書いてある記事を見て、「どうせ盛ってるんでしょ」と感じたこと、ありませんか?

私自身、何度もそう思って読み流してきました。

検索流入が 1 か月で 7 倍になりました——というと、誇大広告に聞こえる方も多いと思います。ただ、これは私の個人ブログ(このサイト自体)の Google Search Console データ そのままです。盛ってるわけではなく、ありのままの数字です。

ベースラインの低さもあるので、絶対値としてはまだ控えめなレベル。それでも、個人ブログの SEO がここまで素直に動く という実感を、再現可能な形で記録しておきたいと思いました。

前回の記事では実装した SEO 施策を紹介しました。本記事では、その施策が どれだけ数値を動かしたか を、定量で振り返ります。

1 か月で動いた数値(前月比)

指標4 月(ベースライン)5 月前月比
Url Clicks650+733%
Impressions77459+496%
URL CTR7.80%10.89%+3.09pp
Average Position38.0018.97−19.03(改善)

集計期間: 開設直後(2026-04-04)から 5 月初旬まで。データソース: Google Search Console

検索結果の 2 ページ目 に乗ってきました。1 ページ目(10 位以内)はまだですが、ロングテールクエリで上位を取れる位置です。

何が一番効いたか — 効果別ベスト 3

1 位: description の 120-160 字化(CTR が +3pp)

開設当初、ハブページ(/blog//profile/ 等)の description が 6-25 字しかなく、Google から「クロール済み・インデックス未登録」を返されていました。

Before: ブログ記事一覧 (6 字)
After:  AI駆動開発・業務自動化を強みとするソフトウェアエンジニア須山哲平のブログ。
        Astro v6・Flutter・Claude Codeで実践した個人開発の知見、現場で役立つ
        エンジニアリングの学び、キャリア論や読書から得た気づきを毎日発信しています。 (122 字)

Google Search Central のスニペットベストプラクティス にある「ユニークで内容を反映した description」を実践しただけ。

2 位: 一日一投稿の継続による記事数増加(Impressions が +496%)

開設(4/4)から GSC 集計時点(5/1)までで、ja で 25 記事を一日一投稿のペースで公開しました。これは想像以上に効きました。

期間記事数Impressions
開設直後(4/10 時点)約 7 記事77
集計時点(5/1)約 25 記事459(+496%)

理由は 3 つあります。

  1. インデックス可能 URL の数が直接増える — 1 記事 = 1 インデックス可能 URL。25 倍の入口を Google に提供
  2. Google から「生きているサイト」と評価されやすい — 公式 Site quality guidelines で更新頻度はランキング要因として位置づけられている
  3. ロングテールクエリの捕捉点が増える — 各記事のタイトル・description・本文が、それぞれ独自のキーワードで検索結果に拾われ始める

実際、GSC 上では「a5:sql」「riverpod flutter」「fastapi htmx」など、想定外の技術クエリで表示が発生し始めました。ロングテール記事を意図して書くより、継続投稿の副産物として自然に拾われる形が大半でした。

1 記事ずつの効果は微小でも、継続が掛け算で効く。「拡大より定着」を方針にしている今でも、ここだけは止めずに続けています。

3 位: 旧 URL の 301 リダイレクト追加(404 の救済)

i18n 対応(/profile//ja/profile/)の際に、古い URL がインデックス済みのまま 404 になっていた ものを redirects で救済。月間で 9 クリック / 121 インプレッションの取りこぼしを解消できました。

公式根拠: Redirects and Google Search

効果が薄かった/効いたか不明な施策

すべて効果があるわけではありません。

施策効果
ピックアップ記事の差し替え(featuredSlugsHome ページのピックアップだが、流入クエリへの影響は計測不可
RSS フィード購読者数を計測する手段がない(GitHub Pages では不可)
OGP 画像の調整直接 SEO は動かない(SNS 経由の被リンク効果は計測困難)

「やる価値はあるが、効果計測が難しい施策」も少なくない、というのが正直なところです。

順位 3 位なのにクリック 0 のクエリ — まだ伸びしろがある

GSC を見ていて意外だったのが、順位 3 位なのにクリック数 0 のクエリが複数あったこと。

たとえば「ジャネーの法則」というキーワードで私のブログ記事平均順位 3 位 を取っていますが、クリックは発生していません。原因はおそらく、検索意図と title/description のズレです。

順位上位 = 即クリック ではないことを実感。CTR を上げるには title/description のクリック誘発力 が大事だと改めて気づきました。今は該当記事の title/description を「ジャネーの法則」「対策」のクエリインテントに合わせて改修中です。

6 月の打ち手

「拡大より定着」を方針にします:

  • タグページ機能を追加(公開予定)→ インデックス可能 URL を ~120 増やしてロングテールを更に拾う
  • 順位上位なのに CTR 0% のクエリの title/description 改善
  • 1 か月後の数値(クリック 100、Impressions 1000、順位 15 以下)を目標に

さいごに

「個人ブログでも SEO はやれることがある」を、定量的に確認できた 1 か月でした。

特別なツールも、有料プランも使っていません。Google が公式に推奨している基本対策 を、静的サイトに合わせて 1 つずつ実装しただけです。

もし、自分のサイトのアクセスが伸び悩んでいるなら、まず今日、Search Console を一度開いてみてください。「順位 3 位なのにクリック 0」のクエリが、たぶんあなたのサイトにも眠っています。

具体的な施策手順は前回の記事に、内部実装の工夫は次回の記事(5/15 公開予定)にまとめました。3 部作の中編として読んでいただければ嬉しいです。

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