Claude に開発を任せる — 実装・レビュー・デバッグで使えるプロンプト 11 パターン
連載第 4 回です
「Claude に頼みたいことはあるのに、毎回プロンプトを考えるのが地味にしんどい」
そう感じたこと、ありませんか?私も以前、毎回 3 分くらい固まっていました。
前回で開発ワークフローの 4 段階をお伝えしました。今回は、各段階で実際に投げる プロンプトの型 を 11 パターン紹介します。
ここで紹介するのは全て、私が 個人開発の現場で日常的に使っている ものです。Claude Code / Claude Web / Claude API、どのプラットフォームでもそのまま使えます。
1. 実装依頼
{{ファイル/機能名}} に {{機能}} を追加してください。
コンテキスト:
- プロジェクト: {{プロジェクト説明}}
- 既存の類似実装: {{参照パス}}
検証:
- 実装後に {{テストコマンド}} を実行して結果を報告
- ビルドが通ることを確認
コンテキスト + 検証基準の 2 点セット が効きます。
2. コードレビュー依頼
{{ファイルパス}} をレビューしてください。
観点:
- セキュリティ (XSS / SQL インジェクション / 機密漏洩)
- パフォーマンス (N+1 / 不要な再描画 / ループ内 DB 呼び出し)
- 可読性 (命名 / 関数分割 / コメント過不足)
出力:
- 問題点を優先度順(High/Mid/Low)で列挙
- 各問題に行番号と修正案を添付
観点を明示 することで、Claude は抜け漏れなくレビューします。
3. デバッグ・バグ調査
次のエラーが出ています:
{{エラーメッセージ全文}}
再現手順:
1. {{手順1}}
2. {{手順2}}
やってほしいこと:
- 根本原因を特定(症状を隠さない)
- 修正案を提示(なぜその修正で直るかの説明付き)
- 再発防止のためのテスト追加案
「症状を隠すな、根本原因に触れろ」 を明記するのが大事。
4. リファクタリング
{{ファイルパス}} をリファクタしてください。
目的: {{ビジネス上の目的}}
制約:
- 既存のテストを壊さない
- API 互換性を維持
- 1 コミット = 1 関心事
制約を先に書く と、暴走しません。
5. テスト生成
{{対象ファイル}} のユニットテストを Vitest で書いてください。
カバー観点:
- 正常系(代表的な入力 3 ケース)
- 異常系(空入力 / null / 型エラー)
- 境界値
ファイル配置: {{対象}}.test.ts
6. ドキュメント生成
{{関数名}} の JSDoc を書いてください。
含める要素:
- 1 行サマリ
- @param ごとの説明
- @returns の説明
- @example の使用例 2 つ
7. 設計相談
{{機能}} の設計について相談させてください。
要件:
{{要件箇条書き}}
私が考えているのは {{案}} ですが、以下を議論したいです:
- この設計の弱点
- 他の選択肢(最低 2 案)
- 各選択肢のトレードオフ
「他の選択肢を 2 案以上」 と指示すると、視野が広がります。
8. 技術選定
{{課題}} を解決するための技術選定を手伝ってください。
前提:
- 制約 1: {{予算 / 時間 / 規模}}
- 制約 2: {{チームスキル}}
比較してほしい候補: {{A, B, C}}
観点: 学習コスト / 運用コスト / スケーラビリティ / エコシステム
出力: 比較表 + 最終推奨(理由付き)
9. 既存コード理解
{{ファイル/ディレクトリ}} のコードを読んで、以下を教えてください:
- 責務(何をするモジュールか)
- 主要な関数 5 つとその役割
- 依存関係(何に依存し、何から依存されているか)
- 弱点(リファクタ候補があれば)
新しいリポジトリに入ったとき最強 です。
10. マイグレーション
{{旧バージョン}} → {{新バージョン}} に移行してください。
手順:
1. 破壊的変更の一覧を公式 CHANGELOG から抽出
2. 影響を受けるファイルを grep
3. ファイルごとに修正案を提示(レビュー後に実装)
11. コマンド生成
{{やりたいこと}} を実現する {{シェル種別}} コマンドを書いてください。
環境: {{OS / shell}}
制約: {{インストール不要 / POSIX 準拠 等}}
パターン活用のコツ
どのパターンも共通して効くテクニック:
{{ }}を自分の状況に置き換えて コピペで使う- 複数パターンを組み合わせる のも OK(例: 1 + 5 で「実装 + テスト生成」)
- 検証基準を忘れずに 添える(3 原則の原則 3)
私の体感 — パターン化の効果
以前は「なんて書こう…」と毎回 3 分悩んでいたのが、今は パターンを指差して {{ }} を埋める だけ。プロンプト作成時間が 10 分の 1 になりました。
そして、パターンが型化されていると Claude の精度も安定 します。毎回違う書き方をしているとき、Claude の出力品質も毎回違う。型が一定なら、結果の品質も一定に近づきます。これは設計書でも同じですね。
まずは 1 パターンだけ、自分用にコピーして手元に置いておくところから試してみてはどうでしょうか。
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