10 年後の「金のなる木」というシナリオ — AI業務管理秘書たすきばに人生で果たしてほしいこと
10 年後の景色から、いまを書く
L 章の最終回です。今日は、たすきばが 10 年後にどこに辿り着いていてほしいか、それが私の人生にどう接続しているか——という話を書きます。
連載のここまでで、サービスの思想・原点(A 章)、プロダクトの中身(B 章)、コミュニティと文化(K 章)、ロードマップ(L 章前半)を書いてきました。最後に、 その全部を貫く長期の景色 を 1 本だけ置いておきたい。
サービスとしての 10 年後
10 年後、たすきばに 「金のなる木」 として安定収益を上げていてほしい。具体的にイメージしている姿は、
- ニッチな市場で、確固たる位置を築いている
- 業務 SaaS + コミュニティ、という独自のポジショニング
- ユーザの満足度が高く、解約率が低い
- 営業に頼らない、 口コミと信頼で広がるサービス
「急成長 IPO」ではありません。 「じわじわと根を張った大樹」 を目指します。 K-4 で書いた “細く長く” を、10 年スパンで言い換えるとこうなります。
利益の使い道
10 年で得られた利益は、こういう方向に使っていきたい。
- 他サービスのコンテンツ拡充
- 別アプリ開発の原資
- メンバーへの分配(成果報酬)
- 私個人の起業資金
たすきば自体ではなく、 たすきばから派生する次の挑戦 への原資。これは「サービスは手段」と言い切る、私の正直な思想です。
組織としての 10 年後
10 年後、たすきばの開発チームは:
- 数名〜10 名規模
- 本業の傍らで参加するメンバーが中心
- 卒業文化が定着し、出入りが自然
- 心理的安全性の高い組織として、 知る人ぞ知る存在
心理的安全性の話 で書いた「再現できる人」になるための実証実験——それを、たすきばのチームで 10 年かけてやっていきたい。私の夢が部分的に実現している姿を、そこに描いています。
私個人の 10 年後
10 年後の私は、
- 本業として、プロジェクトマネージャを継続
- たすきばを 毎日使い続けている(Dogfooding 継続)
- 起業を決断、あるいは検討中
- 心理的安全性の高い会社を構築する次のステップへ
たすきばは 手段 であり、 目的 ではない。たすきばを通して得た知見・収益・人脈・自信を、次の挑戦に活かす。 連載第 1 回 で書いた「私が PM を目指す」と「心理的安全性の高い組織を作る」が、ここでつながります。
起業の可能性
このサービスをきっかけに、 起業を決断することもあり得ます 。
その際に作りたい会社は:
- 開発者が無理なく長期働ける環境
- 失敗を恐れない、One For All の文化
- 業務に直結する価値と、コミュニティとしての価値の両立
- 強制的な成長を求めない、本業優先カルチャー
——たすきばのチーム文化を、そのまま会社運営に持ち込みたい、と思っています。
K-3 で書いた “One For All” や K-2 の “対等な創業者モデル” は、その意味で 会社運営のドラフト でもあります。
複数サービスへの広がり
複数サービスを持っている未来像も、視野に入れています。
- たすきば: 金のなる木
- 新規アプリ 1: AI 駆動で開発中
- 新規アプリ 2: 別領域に挑戦
- …
Claude Code のリソースを、たすきばに継続投下し続けるのではなく、 別サービスの開発に振り向けていく 。 たすきばが軌道に乗ったら、 AI 駆動の枠は次のものへ。こうして、私の “作りたいもの” が連鎖していく姿を想像しています。
たすきばが、誰かの “次の一歩” になる
私のもう 1 つの夢があります。 たすきばが、
- 共同開発者の “初めての商用サービス開発経験” になる
- ユーザの “業務効率改善のきっかけ” になる
- 読者の “個人開発で SaaS 作ってみよう” のきっかけ になる
——こうしたきっかけを、生む場所であり続けたい。
このブログ連載も、その一翼を担えていればうれしい。 A-2 で書いた “やりたいことと出会う場” は、サービスとしてだけでなく、 記事を読んでくれている人にとってもそうあってほしい 、という願いを含んでいます。
ここまで読んでくれた人へ
長い前半を読んでくださって、本当にありがとうございます。
たすきばは、 完璧なサービスでも、急成長サービスでもありません 。私の個人的な思いから生まれて、私自身が毎日使うために作った、地味なサービスです。
それでも、
- 過去の資産を埋もれさせないこと
- 人間がクリエイティブな時間を取り戻すこと
- 心理的安全性の高い組織を作ること
——これらの価値を、ぜひ一緒に作っていきたい、と思っています。
リリースは 2026-06-01 。公開後、Discord でぜひお会いしましょう。
“次は、あなたの番”
連載の前半を締めくくる最後の言葉として。
もしこの 17 本の連載を読んで、
- 個人開発を始めたくなった
- 自分のサービスを世に出したくなった
- 心理的安全性の高いチームを作りたくなった
——なら、ぜひ 次の一歩 を踏み出してください。
私もそうやって、たすきばを作り始めました。次の挑戦が、誰かのために価値を生むサービスになることを、心から願っています。
連載はここから補章(M 章)に入ります。次回は、 マスコット「たすきフクロウ」が 4 候補比較で選ばれた経緯 を書きます。
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たすきば について
たすきば Knowledge Relay は、10 年スパンで根を張ろうとしている業務 SaaS です。 プロダクトページ からサービス概要をご確認のうえ、Discord でも気軽に話しかけてください。